2010年04月20日

血友病、その現状と課題(医療介護CBニュース)

 毎年4月17日は「世界血友病デー」―。主に男性が発症し、血液が凝固するために必要な凝固因子というたんぱく質が十分に産生できない疾患である血友病。血液凝固第因子が欠乏している血友病A、第因子が欠乏している血友病Bの患者を合わせて、国内には現在、約5000人の患者がいるとみられている。「薬害エイズ問題」など、極めて大きな社会的問題も抱えてきた「血友病」の現状と課題を探った。

■遺伝子組み換え製剤の登場
 血友病治療薬は、非加熱性の血液製剤による「薬害エイズ問題」を踏まえ、ウイルスを殺すための加熱処理を施すなどの「進化」が続いてきた。しかし、血液由来である以上、理論的には感染のリスクがゼロになることはなく、今後どのようなウイルス感染が世の中にまん延するかも不透明という状況がある。
 こうした血液由来の感染性を排除するために登場したのが、遺伝子組み換え製剤だった。血友病Aの治療に用いる遺伝子組み換え型第因子製剤は1993年に発売された。また、今年1月にはワイスが血友病B治療薬「ベネフィクス」を発売。同社のヘモフィリア事業部の神野浩一氏(マーケティング部長)と地宗秀樹氏(プロダクトマネージャー)によると、「理論的にはウイルス感染のリスクがゼロのため、極めて安全性が高い」という。
 血友病Aの領域では安全性の高さが評価され、遺伝子組み換え製剤が7割を超える程度のシェアを獲得しており、「恐らく血友病Bの領域も同じようなトレンドを示していくのではないか」と2人は指摘する。

■治療は「定期補充療法」にパラダイムシフト
 では、血友病をめぐる医療の現状はどうなっているのだろうか―。血友病の治療では、体内に欠乏している凝固因子を注射により補充する。ワイスのメディアセミナーで講演した東京医科大臨床検査医学講座の福武勝幸主任教授によると、以前は出血した際に注射をする「出血時補充療法」が行われていたが、関節が出血によって腫れを繰り返すことで、血友病性関節症と呼ばれる激しい骨の変化による運動障害が出現するなどの問題があった。
 このため現在では、欠乏している凝固因子を定期的に補充する「定期補充療法」により健常者に近い状態を保つことで、頭蓋内出血などの重篤な出血や関節症を防ぎ、QOLを改善する治療が広まりつつあるという。 血友病の医療提供体制という観点から見ると、「専門医自体が不足しつつある」と福武氏は指摘する。血友病の領域では「薬害エイズ問題」を受けて、この領域を専門とする医療従事者が増えず、限られた医療従事者が治療に携わってきたが、その従事者らが高齢になり退職していく一方で、後を受け継ぐ人がほとんどいないという。こうした専門医の不足により、長期診療や包括医療が困難になっていると福武氏は指摘する。
 
■成果が期待される患者・家族の全国集会
 今年の世界血友病デーでは、全国的な患者・家族の集会「全国ヘモフィリアフォーラム」が開催される。
 血友病患者らはこれまで、全国的な患者会がないという大きな問題を抱えてきた。全国ヘモフィリアフォーラム実行委員会によると、「薬害エイズ問題」が患者と家族に身体的・精神的な打撃を与えたことで、各地に存在していた血友病患者会の相当部分が活動の停滞や休止に追い込まれ、全国的な血友病患者会も事実上消滅した。ようやく実現する全国規模の患者・家族の集会―。その成果が期待されている。


【関連記事】
世界製薬大手12社が増収
厚労省は薬害肝炎を「検証」できるのか(上)
薬害エイズは官僚組織で起きた
「子宮頸がん予防ワクチン」接種しますか、しませんか。
患者参加で「患者本位の医療」を実現する

<国民生活センター>52人分の個人情報を紛失(毎日新聞)
手数料隠しで実刑判決(産経新聞)
他人名義の偽造カードで買い回り ナイジェリア人3人逮捕(産経新聞)
参院選「最後のご奉公」=地元で両親しのぶ会−小沢民主幹事長(時事通信)
民主、ネット選挙解禁へ素案=自民も要綱、今夏適用は不透明(時事通信)
posted by ミタムラ ヨシテル at 19:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月16日

「独法管理部門のチェック機能は甘い」―省内仕分けで長妻厚労相(医療介護CBニュース)

 厚生労働省が4月15日に開催した第2回「省内事業仕分け」で、長妻昭厚労相は独立行政法人(独法)の管理部門について、「チェック機能が甘いため、組織が肥大化してコストが増える傾向にある。見直しを検討したい」と強調した。

 同日の省内事業仕分けでは、2つの独法の事業仕分けを実施。仕分け人が「高齢・障害者雇用支援機構」の示した管理部門のスリム化の目標が低いと指摘したのに対し、同機構の戸苅利和理事長は「管理部門の生産性を考慮したため」と説明。これに長妻厚労相は、「なぜ生産性が低いのか」と追及し、「株式会社が株主からチェックを受けたり、内部でも数値目標を設定するように、独立行政法人も外部からの監視や業務を効率化する仕組みが必要」と述べた。


【関連記事】
厚労省内事業仕分け、協会けんぽなど対象に―月内予定を発表
厚労相「無駄ない、との信頼を」―省内事業仕分けスタート
「レセプト査定率」の支部間格差、厚労省が実態調査へ
「消費者、患者の観点で規制見直しを」−行政刷新会議分科会が初会合
省内事業仕分け、公開へ―厚労省

春への道着々 立山黒部アルペンルートで開通準備(産経新聞)
1人2200万円で決着へ=9日にも最終解決案−JR不採用問題(時事通信)
<消費税>引き上げ、与党内で論議(毎日新聞)
与謝野氏、新党結成で参院選後に言及へ(産経新聞)
元社保庁職員無罪に検察上告=機関紙配布の国家公務員法違反(時事通信)
posted by ミタムラ ヨシテル at 20:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月13日

普天間失敗なら内閣総辞職=渡部氏(時事通信)

 民主党の渡部恒三元衆院副議長は7日午後、日本外国特派員協会で講演し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「解決できないことになれば、その責任は(鳩山)政権の交代ということになる」と述べ、鳩山由紀夫首相が表明している5月末までの決着が実現しなかった場合、内閣総辞職は避けられないとの見方を示した。 

【関連ニュース】
「社民は政権担う自覚を」=岡田外相
拡大抑止提供で同盟国と協議=日米、相互信頼に課題
日米首脳会談、正式設定されず=来週の核安保サミット
普天間で結束確認=社民
参加目標は10万人規模=25日の普天間県内移設反対集会

幹事長代理に河野氏 自民 選挙対策、若手を起用(産経新聞)
「首長新党」に首相、「私たちが先を走っている」(産経新聞)
兜町のカード決済代行会社強盗、容疑の男3人逮捕(産経新聞)
<阿久根市>運営巡り議員怒鳴り合い…市議会特別委(毎日新聞)
<車転落>百貨店4階から、男性2人心肺停止 大阪・八尾(毎日新聞)
posted by ミタムラ ヨシテル at 09:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。